秀明英光高等学校

講演会で卒業生が熱弁をふるいました

学習・進学

11月21日(月)に卒業生講演会が行われ、2010年に卒業した岡田さんが後輩である全校生徒に、夢を追い続けることの大切さについて熱弁をふるいました。
要旨は以下の通りです。

「高校では国際英語コースに在籍、小学校から続けていたアルペンスキーでも活躍し、インターハイや国民体育大会への出場も果たしました。秀明英光高校の、週テストから月テストへと発展的に知識の定着を図れるスモールステップ学習が向上心を育み、成績上位10番以内には必ず入れるようになりました。イギリス英語研修も思い出深いです。また、生活面では約束事や決まり事の大切さを知り、人間として大きく成長することもできました。まさに「知・技・心」を磨いた3年間であり、私にとっては大きな宝物です。
大学へと進学し、3年次になると、将来のことを意識し始めました。幼少期からの夢は警察官になることでしたが、他方で教師という道も考え始めていました。英光高校でお世話になった先生への感謝の気持ちが教職にも憧れを抱かせたのです。 現に教職課程も履修していたのですが、最終的には初志貫徹、警察官を選びました。 決めた以上、あとは実行あるのみ、行動しなければ夢はかないません。 この時、英光高校で身につけたスモールステップ学習が活かされました。
最初に取り組んだのは、生活の改善です。誰からも警察官になるのにふさわしいと思われるような規則正しい生活を心がけました。
次に、公務員試験対策です。大学での勉強はもちろん、部活動やアルバイト、さらに教職課程履修と、これだけでも余裕はなかったのですが、毎日の試験勉強を自らに義務付けました。通学電車などのわずかな時間でも活用し、懸命に学んだ結果、試験に合格することができました。これまでの努力の積み重ねが夢をかなえたのです。
(中略)大学3年次に人生の岐路で悩み、教師とは違う道を選びましたが、職種こそ違えど、人の役に立てる、感謝される仕事に就けたのだと心から思うことができました。今こうして夢であった仕事ができているだけで私は幸せなのです。今回、このような機会を設けていただいたおかげで、母校へ戻る機会を得ました。 校門をくぐり、秀明の塔を前にして、改めて初心に帰るとともに、充実した3年間を与えてくれた両親や先生方への謝念を深めました。
みなさんも様々な夢を抱いていることと思います。皆さんに伝えたいのは「夢」への「過程」こそが大切なのだということです。一つの挫折であきらめてはいけません。あなたの努力を見守っている人や支えてくれている人のいることを忘れないでください。頑張っている人には必ず道ができます。人生は何が待ち受けているかわからないのです。
目標を持ち、臆病にならずに突き進んでほしい。失敗も勉強です。失敗しない人などいません。今を大切にし、高校生活をかけがえのない宝物にしてください。悔いを残してはいけません。将来のなりたい自分を思い描き、素晴らしい未来をつかみとってほしいと願っています。」